今年の5月に新型コロナウィルスの位置付けが5類に引き下げられ、ようやく以前のように人の動きが戻ってきました。この4年間、コロナ禍で自分たちにできることを模索し、チャレンジ精神を持って商品開発と品質の向上に取り組んでいく中で「GLOW EP05」が「酒屋が選ぶ焼酎大賞」において2年連続の大賞を頂くことができました。全国の酒屋さんがブラインドティスティングで美味しいと評価してくださったことは本当に嬉しく大きな自信となりました。企画から製造、販売まで、蔵の全員の連携と意識の統一を地道に続けてきたことも、受賞に結び付いたのではないかと思っております。
本年も8月から56年目の製造が始まりました。美味しい焼酎をたくさんの人に届けられるように精一杯造りに邁進したいと思います。また世界に向けた新しい挑戦の始動の年にもなると思います。楽しい、美味しい焼酎を造って皆様にお届けします。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
2023年8月1日
若潮酒造株式会社
代表取締役社長 上村 雅彦
社名 | 若潮酒造株式会社 |
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所在地 | 〒899-7104 鹿児島県志布志市志布志町安楽215番地(Map ) |
代表者 | 上村 雅彦 |
設立年月 | 昭和43年8月 |
事業内容 | 単式蒸留焼酎、スピリッツ、リキュールの製造及び販売 |
資本金 | 4,800万円 |
従業員数 | 35名 |
敷地面積 | 23,420㎡ |
昭和43年(1968) | 「若潮酒造協業組合」設立。内田酒造、下戸酒造、東條酒造、稲付醸造、上村醸造の5社が協業。 現在の「志燦蔵(しさんぐら)」にて[さつま若潮]の製造開始。「若潮(わかしお)」は公募により命名。 |
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昭和54年(1979) | 鹿児島県本格焼酎鑑評会にて最高賞にあたる優等賞代表を初受賞。 |
平成元年(1989) | 伝統の木樽蒸留、かめ壷仕込みを復刻し[千亀女(せんがめじょ)]を発売。 |
平成15年(2003) | 手造り蔵「千刻蔵(せんごくくら)」の完成。 |
平成17年(2005) | 長期貯蔵酒用「千刻蔵トンネル貯蔵庫」が完成。 「蔵元直売所」を新設。 |
平成20年(2008) | 協業組合を改め「若潮酒造株式会社」となる。 |
平成21年(2009) | 鹿児島県本格焼酎鑑評会、熊本国税局酒類鑑評会の二大鑑評会で最高賞を受賞。 |
平成29年(2017) | 設立50周年を迎え[さつま若潮]を[さつま白若潮]にリニューアル。 焼酎の新しい酒質に挑戦するブランド[GLOW]を立ち上げる。 |
令和元年(2019) | スピリッツ製造免許を取得し、木樽蒸留製ジャパニーズスピリッツ[424GIN]を発売。 |
令和2年(2020) | COVID-19の流行に伴う消毒用アルコールの不足に対応するため、高濃度スピリッツを製造。 |
令和3年(2021) | IWSC(インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション)にて[千亀女 紫芋仕込み]がゴールドメダル初受賞。 SDGsに向けて大隅半島の規格外農作物を活用した香りのお酒[f spirits]を発売。 |
令和4年(2022) | 第1回酒屋が選ぶ焼酎大賞にて[GLOW EP05]が芋焼酎部門の大賞を受賞。 |
1968年8月、志布志市と大崎町の蔵元5社が協業し、若潮酒造協業組合が発足。各蔵元の技術を結集し、より高品質な焼酎造りを目指して、製造から販売まで一貫して行う完全協業の形で操業開始しました。それぞれの蔵元が保有していた5つの銘柄は統一され、一般公募の中から「さつま若潮」と命名されました。2008年に若潮酒造株式会社へと組織変更を行いましたが、現在も各蔵の後継ぎが協力し、地域のメンバーとともに運営しています。
稲付醸造
内田酒造
上村醸造
下戸酒造
東條酒造
鹿児島県の東部に位置する志布志市。古くから交易が盛んな港町として発展してきました。創業以来、地域の方々の日常酒を造り続けてきた私たちは、これまで培ってきた焼酎造りの技と文化を磨き続け、志布志から世界に向けて発信していきます。